NEW!!【新小児科医】秋山医師による 小児便秘外来のお知らせ。
2023/03/23
当クリニックでは、火曜日と水曜日に小児便秘外来を開設しています。
小児外科の対象疾患・特徴
- 小児外科では小児(0歳から15歳)の外科的疾患の診療を行います。
- 子供の身体のあらゆる臓器は、発育の途中であり、機能が未熟です。また、身体の調節機能も未熟です。臓器の機能は、発育に伴ってどんどん変化していくため、小児の専門的知識を持った外科医によるしっかりとした診療が必要です。
- 小児外科疾患(便秘も含む)であるかはわからないが、困っているときには、お気軽に来院してご相談ください。(火曜日か水曜日にお願いします。)
ご相談内容 (例)
- ・小児外科疾患であるかはわからないが、困っている症状がある。
- ・術後の経過観察の診察を受けたい。
- ・便の出が悪く、便をもらしたり、何日も便がでない、便を出すときに痛がる。
- ・足の付け根が腫れている。
- ・おへその形が変だ。おへそが飛び出している。
- ・肛門の所が赤く腫れている。
- ・袋の中に睾丸(たま)がないような気がする。
“こどもの便秘”外来
- ・当クリニックでは、火曜日と水曜日に便秘外来を開設しています。
子どもの10人に1人は便秘と言われています。便秘を慢性化させると治りにくくなるため、便秘かなと思ったら、早めの受診をおすすめします。 - ・便秘でお困りのお子様がいらっしゃいましたら、お気軽に受診、ご相談ください。
- ・離乳食を開始したとき、トイレトレーニングの時期、保育園・幼稚園・小学校に通い始めた頃に、便が硬くなったり、環境が変わって排便を我慢して、便秘が始まりやすいと言われています。
- 次の症状の時には便秘かも?
- ・うんちの回数が1週間に2回以下、または5日以上便がでない。
- ・うんちをもらしてしまう、また下着に便をつけている。
- ・少量のうんちがしょっちゅう出る。
- ・うんちが硬い、あるいは出すときに痛みがある、出血する。
- ・便意があるのに、足をクロスしたりして、うんちをがまんする。
- 便秘かなと思っても
- 「実は先天的な異常があることもあります」
- ・生まれつき排便にかかわる神経がない。
- ・肛門の位置がおかしい。
- ・肛門がせまい。
- 便秘症をきっちり治療しないと悪循環を繰り返してひどくなります。
- 「腸が著明に拡張する(腸が異常にふくらむ)」や「遺糞症(腸にうんちがたまりすぎて漏れ出る。)」になってしまうこともあります。
- 診断・治療は?
- ・うんちの回数や硬さなどを問診します。また必要に応じて超音波検査やレントゲン撮影によって便秘状態を確認します。
- ・早期に適切な治療を行えば、3~4か月で「週に3回以上、快適にうんちが出る」状態になります。この状態が続けば、1~2年の間に便秘症が治ることも少なくありません。
- ・便秘症は一旦良くなっても再発することがとても多い病気です。再発したときにはすぐに治療を再開する必要があります。
- 便秘の治療は
- 生活習慣の改善(早寝早起き、食事療法、運動)
- トイレトレーニング(本人の発達段階を考慮して開始)
- 排便日誌をつける
- 薬による治療
でべそ
- ・「でべそ」は、小さな突起から大きく膨れ上がった状態まで様々です。
- ・お子様が「でべそ」で気になるようなら、治療を検討する必要があります。
- ・「でべそ」は個人差が大きいので、まずはお気軽に相談に受診してください。
- (火曜日か水曜日にお願いします。)
- ・「①臍ヘルニア」「②臍ヘルニアが残って、皮膚も余った状態」「③臍ヘルニアはほとんど閉じているが、それまでの影響で皮膚がたるんでいる状態」
- (ヘルニアとは体の中の臓器が本来あるべき位置から脱出してしまった状態をさします。)
- ・へその緒がとれた赤ちゃんが泣いたり、いきんだりすることで未発達な筋肉のお腹に圧力が加わり、筋肉のすきまから腸などが飛び出した状態のことを「臍ヘルニア」といいます。
- ・「臍ヘルニア」は5~10人に1人の割合で発生します。
- ・ほとんどの「臍ヘルニア」はお腹の筋肉の発達に伴って生後半年から2歳くらいまでの間に自然に治ります。
- 治療は?
- ・治療は、多くは「臍ヘルニア圧迫療法」や「手術」などです。何もしないで、経過観察する場合もあります。
- ・「でべそ」は個人差があるので、まずはお気軽に相談に受診ください。
秋山 卓士 医師
【日本小児外科学会指導医】
【日本小児科学会指導医】
【日本小児栄養消化器肝臓認定医】
【日本外科学会専門医】
【日本移植学会移植認定医】